理想の肉体や筋肉を手に入れるには習慣的なトレーニングは欠かすことが出来ません。ですが、普段のトレーニングでいつも同じような収穫や達成感が得られるとは限りません。いつもより消化不良に終わってしまったり、トレーニング後に気持ちよさを伴わない疲労感が残ったりする事はありませんか?
いつも同じ結果を残す。それは難しい事です。なぜなら、私たちのコンディションは常に一定ではないからです。人それぞれのバイオリズムや感情の起伏によって肉体状態は左右されますし、悩み事の無い期間の方が私たちにとって少ないのではないでしょうか?
つまり、その不安定なコンディションを可能な限り整える事が出来るなら、トレーニングの結果も整える事が出来る!と言う事です。
そこで私が心よりオススメするコンディショニング方がサウナです!!長々と書きましたが言いたい事はこれだけ↓
サウナこそが最強のコンディショニング&回復ツールであると。
今日は『筋トレとサウナ』このセットが何故こんなにもおすすめなのか、週5でサウナに通う私がご案内したいと思います。
サウナでしか得られない筋育ツールがある
サウナによって身体を修復するヒートショックプロテインという物質が分泌されます。
ヒートショックプロテイン(以下HSP)は体が熱などのストレスにさらされることによって分泌されるタンパク質で、体を修復したり免疫力を高める働きを持っています。
このHSPはサウナと非常に相性のいい物質です。HSPは体の深部体温が38度を越えると大量に分泌されます。しかしこの深部体温を38度まで持っていくのはなかなかの至難の技です。例えばお風呂に浸かる場合。深部体温を38度まで持っていこうとすると40℃のお湯に20分以上使って初めて出始めます。40℃のお湯に20分も浸かり続けるというのはかなり危険です。しかも上がった後に疲労感を覚える可能性もあります。
サウナの場合、まず皮膚表面にすぐにHSPが反応します。皮膚表面に反応が出るまでわずか4分。深部体温を上げるためには数セットをこなす必要がありますが、途中に水風呂、外気浴の休憩を入れるために体への負担が少なくなります。
HSPは深部体温38度に達した後は、どんどん分泌されます。4時間後には分泌量がMAXになり、その後2時間かけて落ち着いていきます。この間に栄養補給と睡眠をスタートさせれば筋トレ後の回復を大きく助けることができます。
「別にサウナでなくとも結局お風呂に浸かればいいじゃないか?」という意見もあるかも知れません。確かにお風呂に浸かる事で血流が増加し疲労物質を流す事は出来ます。
ですが、サウナとお風呂で決定的な違いがあるのです。
サウナは脳の疲労を取ることができる
脳疲労も取れるか取れないか。それがサウナとお風呂の大きな、そして決定的な違いです。
お風呂に浸かると確かに疲れが取れてリラックス出来ると思います。しかし、お風呂から上がった後の脳の感覚はどうでしょうか?
副交感神経が優位になってリラックスはしているものの、ぼーっとして何かをやろうという気にはならないのでしょうか?
現代人に取って疲労とは肉体的なものだけでなく、脳の疲労も大きく意味を占めています。何時間寝てもやる気が起きなかったり、家に帰っても何もする気になれなかったり。その原因は脳疲労かも知れません。
脳をリフレッシュしてスッキリした状態を維持できれば、普段のトレーニングだけでなく仕事の効率や趣味の時間もより効率的に楽しめるでしょう。
人間の脳というのは考えていないつもりでも、たくさんの事を無意識に考えてしまっています。例えるならばスマホで沢山のアプリを裏で起動させている状態。ただその状態にあるだけで知らずに疲労を貯めているのです。
サウナに入る事でその状態をリセットする事が出来ます。
サウナによって皮膚側に集まった血液が、水風呂に入る事で一気に体の中心部に集められます。この血流の大きな移動が脳の血管にも作用して、脳に溜まった疲労物質を押し流してくれます。
さらに、サウナは温室と水風呂という普段の生活では起こり得ない環境に続けて体をさらす事になります。その緊張状態をあえて作ることによって、それから解放されることによって(椅子などに座っての休憩)体の中で副交感神経優位のリラックスモードを強制的に切り替えることが出来るのです。
体のコリやハリも取ってくれる
サウナの一連のルーティンをこなすことによって、体の中では劇的に血流の移動が起こります。
まずサウナ室に入ることによって、温められた体は血液を体の表面へと集めます。汗などによって体を出来る限り一定に保とうとするためです。次に水風呂に入ることによって血液は内臓などの重要部分を守るために体の中心部へと集まります。
最後に休憩することで、中心部に集まっていた血液がゆっくりと全身へ戻って行きます。この血液の大移動はまるでポンプを見ているかのようです。
これにより、体の凝り固まった部位も血流が通ることでほぐれることがあります。
私自身、背中に強いコリがあり、寝る時に辛いことも多々ありました。しかしサウナに入るようになってから背中のコリが少しずつ緩和されていくのを実感しました。それと同時に肩甲骨の可動域もどんどん正常位に近いづいていきました。
もちろんトレーニングやストレッチと並行して行った効果ではありますが、現在はブリッジを出来るほどまで柔軟になり痛みも解消されました。
まとめ
いかがでしょうか?サウナはトレーニングに向き合うツールとして非常に有用な事がおわかりいただけたと思います。しかしこれらの効果は適切なルーティンを踏むことで得られます。またいつかサウナの効果を最大級発揮するサウナルーティンもご紹介したいと思います。
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